畳屋さんの私は感覚を大切にします

畳屋さんの私の必須アイテムを紹介しますね

今回は道具では無くて服装の話です。
畳職人の私の足元は靴下ではなくて足袋を仕事をしています。
水虫対策じゃないですからね(笑)
靴下より足裏が薄いので足裏からの情報を得るためなのです。

その情報とは畳と畳の段差だったり凹みだったりを足の裏で感じる事が出来ます。
どうしても畳と畳の間には段差が出てしまいます。これを調整するのには足裏で感じ取るのが一番良いのです。
凹みもそうです。どこがどの位凹んでいるかは足で感じ取るのが最適です。凹みは目で見えない部分が多いですから。
靴下ですとその日その日に違ったりすると感覚がに鈍りますが足袋ですと均一ですので鈍りません。
目で見る感覚も大切ですが足の感覚も重要なのです。

それと靴下ですと汗で畳表を汚してしまう場合があるからです。シミに見える事が有り見栄えが良くありません。
特に夏場など歩いただけでも足跡が付きます。

畳屋さんでも足袋を履かない職人さんいると思います。
私の拘りの一つかも知れませんが感覚を大切にすることが職人として大事だと思います。
特に足からの情報は大切です。良い仕事をする為には感覚を研ぎ澄ませていきたいです。
これが私が足袋を履く理由です。

加藤正幸

タタミのことなら 宇都宮の加藤畳店 [新畳・表取替・裏返し]

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