仕事って見えない部分こそ大切にしたいです

畳の補修は見えない部分が重要です

今回は畳の補修のお話しです。
皆さんの和室の畳は隙間が開いていませんか??
多かれ少なかれ長年使用していると畳に隙間が出て来るのは当たり前なものです。(最初からの隙間は別ですが)
原因として畳は暖冷房や湿気の関係で伸縮するからです。伸縮と言っても殆どが縮む一方ですが!!
ではその隙間をいつ直すかと言うと表替工事や裏返し工事の際に補修します。
要は畳表を外した際に畳床の補修をするのです。

この様な状態にて補修します。
実は上の畳ですが写真では分かりづらいのですが畳床に隙間が出来ているのです。

この様に定規を当てると上部に隙間が有るのがわかります。
このまま補修せずに作業を行ってしまうと隙間が開いてしまいます。

ここで当店の補修の方法をご覧ください。

隙間の補修材は当店ではイ草を使用します。

先ほどの隙間の部分にイ草を縫い縫い隙間を埋めます。

補修後はこの通りです。

隙間が埋まりました。


補修前に有った隙間ですが補修後はこの通り隙間が無くなりました。

これはほんの一例ですがこの様にして畳の隙間を補修する事が出来ます。
当店では藁を使用した畳に関しては手縫いでの補修をしております。チラシ業者さんや安売り業者さんなどでは手縫いせずにホッチキス止めやガムテープで貼り付け処理をする職人さんが多いそうです。正確には手縫い出来ないと言った方が良いのでしょうね。その補修技術が無いのでしょう。それに手縫いの方が時間が掛かりますのでホッチキスやガムテ処理の方が時間短縮出来ます。チラシ業者さんや安売り業者さんは仕上がり重視と言うよりは仕上がり枚数重視なのでしょうね!!
見た目の仕上がりの方はと言いますと手縫いとそうでない方とでは全然違います!!ここは技術の差は出ますからね!!
でも正直に言ってこの作業は誰にも見えなくなってしまうのです。

悲しい事にこの様に見えません!!
ですのでチラシ業者さんや安売り業者さんはホッチキス止やガムテープ処理をするのです。見えないのですから手間を掛ける必要は無いですよね!!枚数を重視するのであらば手間は掛けられません!!わかります(笑)
百歩譲ってホチキスでも補修してくれればよいですが補修しない業者さんも居ますからね!!

畳替えする時に何処に頼んで良いかわからない!!とよく聞いた事が有ります。
「畳はどれも、何処でも一緒」と思はれているのでチラシ業者さんや安売り業者さんに依頼してしまうと思います。
ここでは声を大きくして言いたいです!!畳はどれも何処でも一緒ではありません!!
畳表の種類も沢山有り色々な違いが有ります。それに何より職人力が違います。
街の畳屋さんはチラシ業者さんや安売り業者さんより技術が違います!!

畳屋さんを選ぶ時には値段だけではなくこの様な技術などを参考にした方が良いと思います。
折角、畳替えをするのであれば後悔はしたく無いですよね。

加藤正幸

タタミのことなら 宇都宮の加藤畳店 [新畳・表取替・裏返し]

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