今回のブログは国産畳表使用した施工事例です。
皆さんご存知でしたでしょうか畳表には国産畳表と中国産の畳表が存在するの??
見た目には判らないから厄介なのですが国産、中国産があるんです!
畳表の表面に記載してあれば誰にでも判断付くのですが何も表記されていませんので一般消費者には殆ど判らないのが現状です。
ですが私達畳屋さんだけには判断できるポイントが有ります。ただし畳が完成する前にしか判断出来ませんので完成後ですと判断出来ない場合が有ります。ですので産地偽装が後を絶たないでしょうね!!この見分け方などについては後程ブログに書きたいと思います。
話は戻りますが、国産畳表と言えば昔は広島県産の備後表が有名でしたが今では国産畳表の殆どが熊本県の八代で作らております。八代亜紀の故郷で有名ですね。流通の中では広島産畳表の表示が付いて来る物も有りますが殆どが熊本産のイ草を広島県で作られた物です。先ほど国産畳表と中国産が判断しずらいと話しましたが現在では国産農家さんの努力で生産者証明やQRタグなどを付ける事により国産畳表の判断が容易になって来ております。
今回はその国産畳表使用して栃木県宇都宮市下栗町の新築物件への新畳を納品して来ました。
こちらに使用した畳の畳表は熊本県産「ひのみどり」と言う品種の「ひのさくら」と言う商品の畳表を使用しました。お米に「コシヒカリ」や「あきたこまち」などの品種が有るように畳表にも品種が色々と有ります。品種には茎の太さなどの特徴があります。この「ひのさくら」は上位クラスで高級品です。
勿論ですが畳表には国産畳表の証明ラベルや生産者の刻印、残留農薬検査済の刻印が記載されています。
生産者の方も責任を持っての刻印です。
因みに私は生産者の「上本修久」さんの畳表の大ファンです。毎年のように使用させてもらってます。
上本さんの畳表は経年劣化しても綺麗なんです。飴色に焼けてとても綺麗です。生産者によっては全然違うのです。
当店のイチオシ商品です。ただこの刻印とラベルは隠れてしまい見えないのが残念なんです。
畳縁は斬新な黒地に赤の花柄を使用しました。畳縁の沢山あり数千種類は有ると思います!!昔から有る畳縁はそれはそれで良いのですが最近ではこの様に斬新な畳縁が続々と発売されているんですよ。
皆さん知ってます??戦国時代などは武士の位を畳縁で表したのですよ!!お侍さんしか畳に縁を付けれられなかったんです!
平民の畳は縁無畳だったんですよ!!つまり縁付き畳が高価で縁無し畳が安価だったんです。現在とは真逆ですね。
面白いですね。こちらも後程ブログに書きます。
完成写真です。
落ち着きが有ってとても綺麗です。黒地の畳縁が引き締まって良い感じですね。
少し高価でも国産畳表は丈夫で長持ちする事を考えると安価な中国産を使用するより断然にお得だと思います。
当店では安心安全の国産畳表をお薦めします。
加藤畳店・加藤正幸